2022年10月に開催されるジャパンホーム&ビルディングショーにて、建築知識実務セミナーを開催します。プログラムは下記のとおりです。プログラムの(変更)が生じる場合、Webサイト(展示会公式サイトやこれからの住宅・建築MAPsなど)、建築知識メールマガジン、SNS(twitter /Facebook)にてお知らせします。お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。
ご聴講は、事前登録がおすすめです。こちらからお申し込みください。
10月28日【金】 @東京ビッグサイト 東展示棟/講演会場C
11:20-12:20
「電気代」を掘り下げたら見えてきた! 脱炭素時代の家づくり
講師 前 真之(東京大学大学院 准教授)
参考記事:電気代を深堀りしたら見えてきた!① ウクライナ侵攻は我が家の電気代に影響するの?
協賛=硝子繊維協会
12:50-13:50
美しい断熱住宅を提案する方法
コロナ禍において建築主の住まいに対する意識が変化する一方、戸建住宅の省エネ基準義務化や四号特例の縮小など、住宅設計に関わる規制も大きく様変わりしています。今後は、性能と意匠のバラン
スがより取れた家づくりが求められるでしょう。本セミナーでは、性能(構造・断熱)とデザイン性に優れた住宅ついて、数多くの設計事例をもつ建築家・リオタデザイン 関本竜太氏と、性能・意匠
の両面で価格性能比の高い規格住宅を提案しているit’s HOUSE 代表取締役八島睦氏がリレートーク。これからの家づくりについて解説します。
参考記事:リオタの屋根
参考記事+動画:どれくらい暖かい?真冬の軽井沢で高断熱別荘を計測!+【ルームツアー】憧れの2拠点生活を手軽に叶える。軽井沢の規格型別荘
14:10-15:10
森と一緒に考える、JAS製材の木造建築
非住宅建築の木造化が進み、近年では公共・民間問わず、積極的に木造が採用されるようになっています。特に、地域産材を使った木造建築の設計に関するノウハウは今後、よりクローズアップされると予想されます。“木の建築”に精通する古川泰司氏(アトリエフルカワ一級建築士事務所)は、「森林の恵みを最大限に生かすには、“製材(JAS製材)”で設計を行うのが理想的」と語ります。それを実現するために設計者は、林業や製材業についての知見を高め、木材の調達や木造の設計を行う必要があります。本セミナーでは、“ 製材(JAS製材)”による木造建築について解説します。
参考記事+動画:在来軸組でつくる木の保育所 +【建築知識】JAS製材工場探訪。~The Factory of Timber Frame~
15:30-16:30
みんなの都市木造を考える。
非住宅の木造化が建築の大きなトレンドになっていますが、中高層建築、いわゆる“都市木造”を実現するには、「大断面JAS集成材の調達と計画敷地(都市部)にスムーズに搬入する計画」「S造やRC造との混構造という選択肢を踏まえた、木造の中高層化に建築に見合う合理的な構造計画」などのノウハウが求められ、将来的には技術を標準化し、多くの人が“都市木造”に関われるようにする必要があります。本セミナーでは、“都市木造”の普及に向けて長年活動を行ってきた腰原幹雄氏(東京大学 生産技術研究所 教授)に、“都市木造”を設計・施工するためのノウハウと、“都市木造”のあるべき未来について解説します。