在宅ワークでのパソコン作業が増えると、いつの間にか充電器やプリンター、イヤホンなどケーブル・コード類がすごいことに。
「どれが何に接続しているのか分からない!」
「部屋を移動するときに別のコードを抜いてしまった」なんてことも。
そこで今回は、パソコンやコンセント周りのコード類のまとめ方や収納方法を解説します。コード類の整理に役立つおすすめアイテムも紹介するので参考にしてみてください。
■コード類がごちゃごちゃしてしまうのはなぜ?
在宅ワークだと、どうしてもコード類がごちゃごちゃしてしまいます。
コード類で悩むのは以下のようなことではないでしょうか。
●オンライン会議用のイヤホンやマイクなどを購入したため、コードのついたモノが増えた
●コンセント周りに似たようなコードが集中して、どれが何のコードなのか見分けがつかない
●コードが多すぎて絡んでしまう
●コードの色が白や黒・グレーなど統一感がない
このような状態だと見た目がスッキリしないので、落ち着かなくて仕事に集中しにくくなってしまいます。また、使いたいときにコードが絡まってしまい、イライラの原因に……。
■ケーブルやコード類を使いやすくスッキリ見せるコツ
コード類といっても、パソコンの電源ケーブルのようにずっとコンセントに差しておくものと、イヤホンのコードように普段は収納して使うときだけ取り出すものがあります。
それぞれ使いやすくスッキリ見せる方法を紹介します。
① すべてのコード類を抜く
まずは、すべてのコードを抜いて、リセットしましょう。
② コードにネームタグをつける
次に、どれが何のコードなのかすぐに区別できるようにしましょう。コードにネームタグをつけるのがおすすめです。面倒くさいかもしれませんが、これだけで間違いを防げますし、誤って抜いてしまうこともなくなります。
③ 電源タップでコンセント周りをスッキリ
パソコンやプリンターの電源コードなどを直接コンセントに差し込んでしまうと、あっという間に差し込み口がなくなります。しかも充電器の形によっては差し込み口を塞いでしまうものも……。
そんなときは電源タップや延長コードを利用しましょう。コード類でごちゃごちゃした電源タップはケーブルボックスやファイルボックスを使って「隠す収納」に。コード類が隠れて見た目がスッキリします。
④ コード類を使いやすく収納する
イヤホンや充電ケーブルなどの使うときだけ取り出したいコード類は、すぐに見つけられ、コードが絡まないように収納にしておくことが理想です。
ケーブルやコード類を出し入れしやすくするには、とにかく仕分けることが大切です。コード1つひとつに指定席をつくり、迷子を防ぎます。下記で収納アイテムを紹介しています。
コード類をまとめるときの注意点
コード類をまとめると便利だからといって何でも束ねればいいわけではありません。
注意したいのは、電源コードは丸めてまとめたまま通電すると、放熱しにくくなり発火の恐れがあり危険です。電源コードの使用時は束ねず、できるだけ壁や柱に這わせるようにします。まとめるなら消費電力が少ないものだけにするのがポイントです。
また、コードを無理に曲げると断線の可能性があるので注意しましょう。
コードは、床や棚との接触をなるべく避け、浮かせるようにすると掃除がラク。コンセントまわりはホコリが溜まりやすく、それが火災の原因になることもあります。
■コード整理に役立つアイテム
コード類を整理し、スッキリ見せるには配線を整えられるアイテムを活用しましょう。
ここでは、「隠す」「まとめる」「仕分ける」のに便利な3種類のアイテムを紹介します。
コンセント周りのコード類を「隠す」のにおすすめのアイテム
コンセントには電源タップや延長コードを差し込み、コード類は以下のアイテムを使って隠すのがおすすめです。
収納力抜群でおしゃれな「ケーブルボックス」
ケーブルボックスは電源タップやコード類をキレイにまとめてくれます。コードを出す穴があるのでフタもぴっちり閉められ、ホコリが溜まりにくいのがポイント。子どもやペットのいたずらも防げます。100均や3COINS、IKEA(イケア)のケーブルボックスが安くて使いやすいため人気です。
おすすめは…
IKEA「ロマ」¥999(税込)
IKEA「ポットマン」¥999(税込)
インテリアの統一もしやすい「ファイルボックス」
ファイルボックスは電源タップを収納するのにちょうどよい大きさです。小さな穴しかないので電源コードは通らず、フタもできませんが、これだけでも見た目はスッキリします。
おすすめは…
無印良品「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ1/2」¥350(税込)サイズ幅10×奥行32×高さ12㎝
ケーブルやコード類を「まとめる」のにおすすめのアイテム
ケーブルやコード類は丸めて縛ると絡まりやすくなってしまいます。なので、まとめるアイテムを活用しましょう。
好きな長さにカットできる「結束バンド」「配線ベルト」
結束バンドや配線ベルトは、コードをまとめたり、デスクの脚に固定させたりするのに使えます。100均で手軽に購入できます。
賢く再利用できる「バッグクロージャー」
食パンの袋止めとして使われているバッグクロージャーは、コードをまとめるのに使えます。
掃除もラクラク「コードフック」「シールフック」
コードをまとめたり、這わせたりしたいときに使えます。100均で入手可能。
コード類を「仕分ける」おすすめのアイテム
コード類を収納するときは、アイテムを使って仕分けておくと、使いたいものがすぐに見つかります。
たとえば、保管しておく収納ケースや引き出しは、中身が透けないタイプを選びましょう。収納ケースの中は、仕切りを入れたり、クリアなポーチに入れたりして、見つけやすい工夫をします。
また、どのコードなのかすぐにわかるように、収納ケースにラベリングもしましょう。
持ち運びも便利な「ポーチ」
コードを使わないときに仕分けて収納しておくときに使えます。引き出しに立てて収納する場合にも◎。
おすすめは…
無印良品「EVAケース・ファスナー付き」¥100(税込)縦15×幅22㎝
すぐに取り出せる「小物ケース」
イヤホンやケーブルを入れておくのに便利です。引き出しに収納してもすぐに取り出せます。
おすすめは…
無印良品「ポリプロピレン小物ケース・L」¥190(税込)幅11×奥行7.5×高さ4.6㎝
■コードをスッキリまとめて、集中力アップ!
コード類がごちゃごちゃしていると、見た目がスッキリしないだけでなく、引っかかって邪魔になったり、故障の原因になったりと安全面でも心配。
コードを上手にまとめれば、絡んでイライラすることも、すぐに出し入れできて探す時間も減って、仕事の効率もアップします。
心置きなく仕事に全集中するためにも、コード類はスッキリまとめておきましょう。
次回は、迷子になりやすい文具類の整理術についてお伝えします。
執筆:藤野こと
整理収納アドバイザーと住宅収納スペシャリストの資格を持つライター。主婦歴20年以上の経験を活かしたライフハック、片付けや家事に関する記事を多数執筆。整理収納と住宅関連の記事は年に130本以上手がけている