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机だけじゃない!再発見、一枚板の魅力

日本では約50年前から「一枚板をテーブルとして使う」という世界的にも珍しい文化があります。1990年~2000年ごろに起こった“板ブーム”では、樹齢200年以上の希少価値の高い木々を、人間の勝手な都合で乱伐してきた歴史もあります。一時的なブームが終わり、不要になった一枚板が誰にも使われずに眠っているといいます。今回、一枚板のこれからの姿を編集部で追いました。

使われなくなったり、使いづらいかったりする一枚板はどこに行くのでしょうか? そんな貴重な一枚板を買取・回収・再生しているのが、名古屋県のみずのかぐがプロデュースしているブランド「rewood(リウッド)」。回収した一枚板を新しい家具の素材や建築資材として、販売しています。

書斎の天板に栓(セン)の一枚板を用いた



担当の水野氏によると「ブビンガやカリン、ケヤキなど今ではなかなか手に入らない珍しい樹木も集まります。屋久杉など、現在では天然記念物で伐採禁止となり、今では手に入らない樹木の一枚板も再生して販売することもあります。再生された一枚板の多くはダイニングテーブルやローテーブルの天板として使ってもらっています。どれも、1点ものです」。



Rewood
では、買取した一枚板の表面のウレタン塗装を、職人が手作業で削ります。丁寧に再生された一枚板の表面は、見違えるように美しく、木そのものの生命力を感じます。



さらに、rewoodの活動のおもしろいところは、テーブル天板として小さすぎる材は、カットを施し、カウンター材、デスク天板など、建築資材としても販売しているところ。家具だけではなく、一般住宅から店舗など、手に触れる場所にも一枚板を使う提案をしています。具体的には、カウンター天板や、洗面の天板、書斎の机、小棚などに採用されているそうです。

洗面台の天板にブビンガの玉杢一枚板を用いた

玄関の踏板にブビンガの一枚板を用いた



「通常は集成材や化粧板を使っていた部分に、天然木の質感にあふれた一枚板を比較的安価に取り入れることができます。建材として用いることで、一枚板そのものの素材の重厚さ、高級感、希少感などが豊かな空間を演出します」(水野氏)。


rewoodブランドを通して、不要になった一枚板を循環型一枚板として、日本の住宅や建築で再び使ってもらう機会が増えればいいなと思っています。必要以上の伐採をせず、森を守ることで、数百年の年月をかけて、地球に育まれた大切な資源を、人間の都合で無駄に伐採されることなく、人間の社会と地球の自然環境が共存していける未来への一助となることが、私たちのビジョンです」と水野氏は教えてくれました。

ブームが過ぎ去り不要になった一枚板を循環型一枚板として、日本の住宅や建築で再び使ってもらう機会が増えることで必要以上の伐採を必要としないので、森を守ることができます。数百年の年月をかけて育まれた資源のもつ美しさは簡単に朽ちることはありません。私たちの身近にある資源を再び家具や建材として使うことで、環境への負荷を減らすことができるでしょう。

rewood WEBサイト
https://www.re-wood.jp/販売店舗/ CONNECT(コネクト)
愛知県名古屋市守山区守山1-1-18 水曜日定休 052-795-1101
https://connect-m.jp/
取材協力:
水野照久(有)みずのかぐ代表・rewoodブランド運営・CONNECTショップ運営 
中村圭吾 rewoodブランド・総合プロデュース・プロダクトデザイン
テキスト:編集部

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