10人の建築家が教える!住宅設計者が読むべき本10選

住宅設計の腕を上げるために必要なことは何か? その具体的な設計作法をまとめた本『伊礼智住宅デザイン学校 10人の建築家が教える設計の上達法』の著者10人に「住宅設計が上達するために読んでおきたい本」を挙げてもらいました。

住宅設計に行き詰まったら・・・読んでみて!

もっと設計が上手くなりたいなぁ…!そんな悩める住宅実務者たちの声に応えるべく、2022年12月に発刊した『伊礼智の住宅デザイン学校 10人の建築家が教える設計の上達法』。もう読んでいただきましたか? まだ読んでいない人はこちら


伊礼智の住宅デザイン学校

奈良県の工務店キノハウジングの看板犬・桃太郎君(写真提供:木野芳弘)


ここでは、本書の著者10人の建築家(造園家・家具デザイナー)が選んだ「住宅設計が上達するために読んでおきたい本」を紹介します。


『住宅巡礼』(中村好文 著)

中村さんの独自の視点から世界の名作の魅力を語った名著だと思います。建築の魅力だけでなく、中村さんの文体を楽しむ文芸作品として一般の方々にも深く浸透する本だと思います。建築の見方を楽しく身に付けることができる設計上達の教科書とも言えます。(推薦者:伊礼智)

  • 体裁:B5版159ページ
  • 価格:3,200円(税別)
  • 発売:2000年2月
  • 発行:新潮社


『最もくわしい屋根・小屋組の図鑑 改訂版』(建築知識 編)

「屋根を最初に、間取りは最後に」という設計作法を確立するきっかけとなった本です。屋根の形状別に事例が掲載され、住宅のかたちを考えるうえで屋根が大きく影響していることがよく分かります。屋根から考えると聞いて「?」と思った人はぜひ読んでみてください。(推薦者:飯塚豊)

  • 体裁:A4版122ページ
  • 価格:2,800円(税別)
  • 発売:2022年7月/2017年3月
  • 発行:エクスナレッジ


『都市をつくる風景――「場所」と「身体」をつなぐもの』(中村良夫 著)

住宅を考えるとき、佇まいを考えることも大切です。なぜなら、ひとつひとつの家の佇まいが、街の風景を形成していくからです。風景とは何か、なぜ大事なのか。家だけでなく街に豊かさや情緒を取り戻すために、必読の一冊です。(推薦者:丸山弾)

  • 体裁:A5版328ページ
  • 価格:2,500円(税別)
  • 発売:2010年5月
  • 発行:藤原書店


『ル・コルビュジエの建築―その形態分析-』(ジョフリー・H-ベイカー 著) 

建築がどのようにできているのか。研究者が、ル・コルビュジエの建築のつくり方を分析、たくさんの手描き立体図版で解説しています。設計に悩んだ時、この本に出会いました。建築を見る、考える、つくる上で、この分析力は、構想力となり、設計力になります。そんな手引書です。(推薦者:佐藤重徳)

  • 体裁:19×26㎝348ページ
  • 価格:6,500円(税別)
  • 発売:1991年6月
  • 発行:鹿島出版会


『庭と住まいの照明手帖』(花井架津彦 著)

忙しい現代人にとって、夕方からが庭を贅沢に楽しめる時間。夜に庭を眺めたいのに、部屋の照明がガラスに反射して外が見えないことが多いです。照明と庭を一体的に考えると住宅の設計のあり方も変わる気がします。(推薦者:荻野寿也)

  • 体裁:B5版136ページ
  • 価格:2,000円(税別)
  • 発売:2019年9月
  • 発行:エクスナレッジ


『家づくりのお手本』(アンドウ・アトリエ 著)

しっとりと上質でありながら、ぴりっと引き締まったディテールのアンドウ・アトリエさんの住宅のエッセンスが、この一冊に凝縮されています。丹念に描かれた手描きスケッチの数々は、眺めているだけで設計が上手くなる!(気がします)(推薦者:関本竜太)

  • 体裁:B5変型200ページ
  • 価格:2,200円(税別)
  • 発売:2020年12月
  • 発行:エクスナレッジ


『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン 著・イラスト)

この世界には、どれだけ時代が変わっても生活環境が開発されても、人間が心地よいと思うものはいつも自然と共にある。そしてそれを大切にしたいと思う気持ちも世界に共通する。建築の世界観を感じる何度も読み返したくなる本。(推薦者:八島正年)

  • 体裁:24.2×23㎝44ページ
  • 価格:1,700円(税別)
  • 発売:1965年12月
  • 発行:岩波書店


『宮脇檀の住宅設計テキスト』(宮脇檀建築研究室 著)

20年ほど前、まだ工務店にいた頃に出会った一冊。子供室は小さくていいとか、天井高いのは成金だとか、当時めちゃ刺さりました。宮脇さんほど分かりやすく語れる建築家はいないし、粋でダンディな生きざまにも憧れます。(推薦者:小谷和也)

  • 体裁:A5版240ページ
  • 価格:2,900円(税別)
  • 発売:1993年8月/2009年7月
  • 発行:丸善


『住 すまうー日本人の暮らし』(秋岡芳夫 著)

秋岡芳夫さんは日本のデザイン創世記の工業デザイナーで、「暮らしのためのデザイン」を実践してきました。「住」では、暮らしのために作られた道具の原点や形の理を記してあり、暮らしの設計には欠かせません。(推薦者:小泉誠)

  • 体裁:227ページ
  • 価格:―
  • 発売:1977年10月
  • 発行:玉川大学出版部


『建築と不動産のあいだ』(高橋寿太郎 著)

「建築家とのいえづくり」を二人三脚で進めてくれる「創造系不動産」を主催する高橋寿太郎さんの著書。設計だけでなく不動産・銀行ローンなど「お金」にまつわる視点はこれからますます重要になってくるでしょう。(推薦者:推薦者:若原一貴)

  • 体裁:B6版247ページ
  • 価格:2,200円(税別)
  • 発売:2015年5月
  • 発行:学芸出版社

 

丸善京都本店では、上記を含む『設計が上達する本』フェアを開催中。ぜひお立ち寄りください。

丸善京都本店

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『伊礼智の住宅デザイン学校 10人の建築家が教える設計の上達法』関連記事

間取りから始める人は要注意!美しい住宅の設計法とは

 

 

 

 

 

 

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