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「Nasta Interphone」 颯爽と現る。

インターホンの固定概念を覆す製品が誕生しました。「Nasta Interphone」。防犯・宅配・スマホ…これからの暮らしに欠かせないキーワードに対応しつつ、住宅の顔を彩るにふさわしい美を備えています。「Nasta Interphone」で暮らしと住宅のデザインを変えましょう。

暮らし方が大きく様変わりするなかで、インターホンに求められる機能にも変化が生じています。24時間監視による防犯機能や、宅配ボックスやスマートフォンの連携機能などは、利便性と安全性という観点でインターホンの付加価値を高めることになります。

こうした背景のなかで開発されたの「Nasta Interphone」(ナスタ インターホン)“セキュリティインターホン”と呼ぶにふさわしい24時間連続録画の防犯カメラを内蔵し、呼出ボタンと宅配ボタンという複数ボタンも配置、これからの暮らしに欠かせない機能を1台に収約しています。機能面で飛躍的な進化を遂げています。

 

W96×H130×D34㎜というコンパクトなボディのなかにさまざまな機能を統合した「Nasta Interphone」。一般的なインターホンにありがちな孔や凹凸、隙間の存在感を徹底的に薄め、“フルフラット” な形状美を実現した。4㎜厚のトップカバー(ABS樹脂難燃グレード)の表面には“シボ加工” が施されており、艶を適度に抑えたマットな質感を表現している。ホワイト・ブラック・シルバーの3色展開[①・②・③]。室内側の親機(ホワイト)[④]もシンプルなデザインでコンパクト(W153×H153×D35㎜)。Wi-Fiで通信可能な環境であれば建物内での配置も自由なので、器具の配置によるインテリアデザインへの影響がない[※1]

 

※ 1 標準セット(玄関子機・室内親機)の場合はWi-Fi 環境下でしか利用できないが、タブレットセット(玄関子機・室内親機・タブレット)では、Wi-Fi 環境下でなくても、室内親機とタブレットをケーブルで接続することによって利用可能になる

 

operation スマホで手軽に操作可能

「Nasta Interphone」はスマートフォンでの簡単操作が可能

玄関先で[呼出]もしくは[宅配]のボタンが押されると、スマートフォンに着信通知(呼び出し)が届く。応答すると、画面に訪問者の映像が映し出され、[応答]のボタンを押せば、訪問者との会話が開始される[※2]

防犯カメラで撮影された映像は通話終了後に保存(室内親機内側のmicroSDカード)することが可能

 

※ 2 呼出ボタン・宅配ボタンともに、自動応答(音声)での対応が可能。対面での対応が不要で、メッセージもテンプレートとしてカスタマイズすることができる。自分ではない家族への呼び出しの場合は、スマートフォン経由で転送できる

 

モノとしてもひときわ目を引く存在です。実際、玄関廻りの設えにこだわりをもつデザイナーにとって、インターホンは目障りでしかない代物でしょう。苦肉の策として、「ニッチを設けて外壁と“面”で納める」「金属製のカバーで本体を隠す」などの選択も少なくありません。

一方、“フルフラット”のシンプルさと多くの機能をコンパクトなボディに納めた「Nasta Interphone」は、これまでのインターホンにはない、モノとしての価値があります。その姿は、もはや“器具”ではなく“アクセサリー”。どのようなマテリアルにもなじむので、建築のパーツとして空間に溶け込むに違いありません。

 

Design “フルフラット” というシンプルな美

A:露出時は34㎜、埋込み時は22㎜

さまざまな機能を統合しながらも、基板の設計を最適化し、本体の厚さ34㎜(露出時)を実現。玄関子機壁付ベース(12㎜厚)は外壁に埋め込むことが可能で、その場合は壁面からの露出がわずか22㎜となる

 

B:角や隙間の表現にもこだわる

“フルフラット” でシャープさを前面に押し出す一方、角部はピン角とはせず、適度な柔らかさをもたせている。隙間も極限までに細く設定し、隙間に生まれる影が目立たない

 

C:防犯カメラも“フルフラット” に納まる

一般的な防犯カメラとは異なり、本体カバーの背後に防犯カメラを配置している。カメラの視野角は水平に約130°、垂直に約100°。カメラにはナイトビジョンカメラが採用されており、照明がなくても夜間の撮影が行える

 

Product Preview from Nasta

当社はポストや宅配ボックスを製品化していましたが、インターホンは「Nasta Interphone」が初。機能性とデザイン性を強みに、玄関廻りの“アクセサリー” をパッケージとして提案していきますー下田真路(事業統括)

デザインは佐藤可士和さん監修の下、細部に至るまで何度も試作を繰り返しました。極細の隙間は金型の製作限界を突き詰めたほか、表面の塗膜を可能な限り分厚くすることによって生まれたものですー及川絵里(クリエイティブ)

当面は戸建住宅での採用を狙っていますが、将来的には集合住宅向けにも製品をリリースする予定。特に、セキュリティの強化が十分に進んでいない中小規模の集合住宅は有望な市場と考えていますー上田悠介(マーケティング)

 

「Nasta Interphone」の詳細についてはこちらから

 

取材協力=ナスタ 写真=渡辺慎一

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