古民家改修は工務店・設計事務所の「仕事」になるのか?
古民家改修というと専門の工務店や設計事務所が手がけるものと思われがちですが、本当にそうでしょうか? 第6回日本エコハウス大賞エコリノベ部門で最優秀賞と協賛賞<代々>を受賞した「南馬込古民家改修」は、地域工務店のあすなろ建築工房と、設計事務所の鈴木アトリエの共同作業で実現したプロジェクトです。東京都内に残る築140年の古民家を現代の性能レベルまで向上させ、快適に暮らせる環境をつくりました。
日本では、まだ使える建物が「古い」というだけで次々と壊されていくのが現状です。エネルギ―危機をはじめ建材価格や職人コストの高騰などのさまざまな課題がある今こそ、価値観を転換する機会になるかもしれません。セミナーでは事例を紹介しながら、工務店・設計事務所にとって古民家や中古住宅のリノベーションの「仕事」としての可能性を考えてみたいと思います。
講師紹介
関尾 英隆 氏
東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。1995-2005年 株式会社日建設計勤務。地域工務店での修行を経て、2008年 設計事務所開設。2009年 設計事務所+工務店として、株式会社あすなろ建築工房設立。
開催概要
日時:2022年12月9日(金)17:00~18:30 ※開場は15分前となります
方式:Zoomウェビナー
会費:無料
対象:工務店、設計事務所 ※それ以外の方はお断りさせていただく場合があります
主催:代々 (山長商店×エンデバーハウス×日本エムテクス)
協力:建築知識ビルダーズ
(スケジュール)
17:00~17:15 代々の挨拶/代々とは
17:15~18:15 あすなろ建築工房 関尾社長講演/南馬込古民家ルームツアー
18:15~18:25 質疑応答
18:25~18:35 日本エコハウス大賞 代々賞について/次回予告
代々とは…
「代々(だいだい)」は、山長商店(和歌山県田辺市)、エンデバーハウス(大阪府大阪市)、日本エムテクス(東京都世田谷区)の3社が、共同して立ち上げたブランド。
山長商店の紀州の杉桧材、エンデバーハウスのポリエステル断熱材、日本エムテクスの卵殻のコルクを再利用した建築材料の販売を行なっています。
「代々」という名称には、日本のものづくり・環境・時代を次の世代へ継承し、循環型社会に貢献するという意図が込められています。