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工務店の社屋が熱い!鹿児島の丘の上の工務店。衣・食・住を提案<動画あり>

鹿児島の工務店、粹家創房(いきやそうぼう)は、家づくりのほかにギフトショップやカフェの運営、オリジナルプロダクトの販売なども手掛けるオールマイティな工務店。なぜ、家づくりだけでない幅広い事業を手掛けているのでしょうか?代表の冨ヶ原さんにお話を伺ってきました。

まるで公園?緑に癒される社屋

突然ですが、みなさんは、ここが何だか分かりますか?

実はここ、公園でもなく広場でもなく、鹿児島市の工務店「粹家創房(いきやそうぼう)」の敷地なのです。敷地の広さは700坪。高台にあり、天気がいい日は桜島を望むことができる何とも恵まれた環境です。

「木々に囲まれたギフトショップを兼ねる事務所が欲しい」という思いで探し、当時は造成中でしたが、その美しい桜島の眺めに一目ぼれし購入しました。
自分たちの手で樹木を植えたり、ワークショップで地域の人たちと石垣をつくったり、少しずつ手を加えた結果、今のようなかたちになったそうです。
広い敷地にはさまざまな木々や植物がのびのびと育っておりとても気持ちがよく、取材日には子どもたちが広い敷地を走り回って遊んでいました。


ギフトショップも、カフェも!家づくりにとどまらない粹家創房の事業

敷地に入っていくと、すぐ目に入ってくるのが木の外壁の建物。経年によって変化した杉の表情が、温かみのある佇まいを生み出しています。サッシにも木の枠を使っていて風情を感じます。

粹家創房の事務所兼ギフトショップの外観。木材をふんだんに使っていて、周りの自然に溶け込むような佇まい

2階の事務所から1階のギフトショップを見下ろしたところ。吹抜けになっていて開放感たっぷり

この建物は、1階が、“MATHERuBA(マザルバ) gift”というギフトショップで、2階が事務所になっています。

ギフトショップは、実は粹家創房で事業として手掛けているもの。
同社が他の工務店と違う点は、家づくり(注文住宅・リノベ)のほかにギフトショップやカフェの経営、オリジナルのアパレルブランドやオリジナルプロダクトの販売など、幅広い事業を手掛け、「総合的なライフスタイルの提案」を行っているということなのです。
吹抜けになっている、明るく開放感のある空間には、長年愛されてきた定番のプロダクトや同社のオリジナルプロダクト、鹿児島の工芸品も並びます。

”じょか(ちょか)”と呼ばれる、芋焼酎を水で割ったものを温めるための酒器。モダンでスタイリッシュな印象

さらに敷地の奥にいくと、“MATHERuBA(マザルバ)Café”というカフェが見えてきます。このカフェも、同社が手掛けています。

鹿児島産の食材をふんだんに使用して作られたメニューが自慢で、ここでカフェオリジナル食品を購入することもできます。
どこか懐かしい雰囲気があり、ほっと落ち着ける空間で、窓からは雄大な桜島を望めます。

カフェの外観。カフェの手前の石垣はワークショップで地域の人たちとつくったもの(提供:粹家創房)

カフェの店内。木をふんだんに使った温かみを感じる店内(写真提供:粹家創房)

カフェの内観。窓からは桜島が見える、絶景ポイント

このカフェは、地域の人たちからとっても愛されており、その知名度は、取材当日に「MATHERuBA Caféに行きたいのですが」とタクシー運転手さんに言ったところ、「ああ、あのカフェね。最近、そのカフェへ行くお客さんが多いんだよね」と、まっすぐ迷わずに連れていってくれたほど。
窓から雄大な桜島を眺めながら、鹿児島産の食材を使った料理を楽しむ。鹿児島の魅力にどっぷりと浸かれる特別なカフェなのです。

粹家創房が複数の事業を手掛けている理由とは

粹家創房は、代表の冨ヶ原陽介さんが2003年に創業した工務店。前職はハウスメーカーで設計をしていた冨ヶ原さんが“家族のライフスタイルや個性に合ったよりいい住宅を建てたい”という思いで独立しました。

同社がさまざまな事業を手掛けるようになったのには、「地域工務店としての使命とは何か」を考えてきた冨ヶ原さんの信念があったから。

工務店の「工務」という言葉には、「素材を加工すること」、そして「人の役に立つこと」という意味があります。私たちは、鹿児島の豊かな素材を用いた家や食を通して、人や地域の役に立つ工務店であること”を目指してきました。(冨ヶ原さん)

粹家創房が幅広い事業を手掛けているのは、冨ヶ原さんが、工務店の「工務」という言葉の意味を大切にしているからなのです。
「素材を加工し、地域や人の役に立つことは何か」と考えたときに、その答えは家づくりだけとは限りません。また、衣・食・住をカバーすることで、総合的なライフスタイル提案も可能となり、より地域に頼られる存在となるのです。

敷地の奥から社屋兼ギフトショップの建物を見る。高台にあって、空が広い(提供:粹家創房)

また、鹿児島産の素材にこだわるのにも理由があります。

鹿児島市は工業が盛んな地域とは言えません。そんな鹿児島市を活性化させ、豊かな地域にするには、積極的な地産地消が必要だと考えました。弊社では生活に関わるあらゆるモノをつくっていますが、なるべく鹿児島産の素材を使うようにしています。生産者も、モノを受け取る人も、全ての人が幸せな仕組みを、この場で提供できればと考えています。(冨ヶ原さん)

地域に頼られ、必要とされるにはどのような取り組みが必要か考えたときに、生活に欠かせないモノを広くカバーできる粹家創房は、工務店という仕事に真摯に向き合った結果の、究極の形なのかもしれません。

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