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月間16万PVを記録! 話題のバーチャル住宅展示場

注文住宅着工件数の落ち込みが予想される一方、家づくりに対する消費者の知識レベルは向上しています。社会のデジタル化が進展するなかで、見込み客を獲得する手法として注目を集めているのが、CG(VR)の技術を駆使したバーチャル住宅展示場。その1つ「LIVRA WORLD」(岡田工業)を紹介しましょう。

 

海に浮かぶ小島にある「LIVRA WORLD」は’22年の開業。リアルな実物の住宅展示場に出展するには建設費・人件費など多額の費用がかかるが、「LIVRA WORLD」への出展費用は比較的安価。中小規模の工務店にとってビジネスチャンスをつかみやすい。’25年までに400棟のモデルハウスの出展(掲載)を目標としている

高精度のCG(VR)で表現された住宅を自由に内覧できるほか、建材や住宅設備などのシミュレーションをその場で行えるという、住宅展示場さながらの機能を有しています。なかでも、一般的な注文住宅のポータルサイトとは異なり、企業名から検索するのではなく、「希望に沿った地域・価格帯・テーマに合ったモデルハウスを探す」という仕組みになっている点がユニーク。知名度ではなく、商品力が問われるので、地域密着型のビルダーも参入しやすいシステムです。

 

「LIVRA WORLD」には、「建築知識」でもおなじみの建築家・瀬野和広氏(瀬野和広+設計アトリエ)が設計を手がけた「四季間暮/しきまくら」(’21年4月竣工)も出展(掲載)されている。頭を+×小屋梁で押さえた唐傘軸組で、本体価格(税込)は35,500,000円(105.18㎡=31.82坪)

シャープな片流れ屋根と特徴的な窓がスタイリッシュに感じられるシアトルスタイルの「WIDEVICE/ワイデバイス」。茨城県の地域密着型工務店・小薗建設が出展。本体価格は26,620,000円(123.95㎡/37.49坪)

 

参考記事:瀬野和広氏が改修設計を手がけた「銀山温泉 本館古勢起屋」をまとめた 歴史と文化を生かすリノベ術

 

加えて、建物の概要だけではなく、断熱材や仕上げ材などの情報も多くなっています。訪問者はそれらを含めて、モデルハウスに関連する情報を理解したうえで、来店予約・オンライン相談・イベント予約を行う流れになっているので、見込み客を確実に獲得しやすくなっています。

出展社側も、その見込み客が各部屋(CG)のどのような情報にアクセスしたのか、どれくらいの時間滞在(閲覧)したのかを把握可能。初対面での打ち合わせが密度の高いものになることは想像に難くありません。

現在、「LIVRA WORLD」に出展している企業は10社(2023年1月時点)。今後に向け出展社数や訪問者数の拡大を図るため、’23年3月にはWebマガジン「LIVRA住宅ラボ」を立ち上げたほか、’23年4月には管理画面から各ページの編集が可能になるユーザー管理機能など、さまざまな機能が追加されます。

 

’23年4月にリリースされる機能開発計画。訪問者の視点および出展企業の視点で、既存ポータルサイト水準の使いやすさにアップグレード

 

不動産業界への実装が期待されている“メタバース”への対応も準備中。没入型へのさらなる進化も間近です。

 

問合せ先
TEL:045-305-6664 MAIL:contact@livraworld.com

★本記事は事業再構築補助金により作成

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