いち早くホウ酸を使った蟻害対策を実施
(田中健司氏)まず、新築時のシロアリ対策からお話しましょう。
田中工務店では、12年前からホウ酸処理を施工時に採用しています。施工しやすく、水に濡れなければ半永久的に効果が持続する優れた対処法です。
5年目以降の定期点検は床下に潜る
半永久的に防蟻効果が持続するといっても油断は禁物。引渡し後5・10年目にはシロアリの専門業者に依頼し、床下に潜る本格的なシロアリ点検をしています。わが社では、日本ボレイトのホウ酸処理を採用しています。施工時はもちろん定期点検も丁寧なので、安心してお任せしています。
5・10年目の定期点検は有償(5万円)ですが、ほぼすべてのOBが受けており、万が一被害にあったときに無償補修をしてくれる15年保証を取得できています。
シロアリ点検では、「OBへのヒアリング」→「外周検査」→「室内検査」→「床下検査」→「デジカメをテレビにつなげ、その場で報告」を、約2時間かけて行います。特に、その場での報告は建て主に好評です。皆さん、自分の家の床下がどんな状況なのか気になるようです。
そして、写真付きの分かりやすい報告書が後日送られてきます。報告書を含めこれらのデータは、日本ボレイトがすべてクラウド上に保管しているので、紛失の心配もありません。
築25年の家はシロアリ発生率ほぼ100%
次に、築古の家のシロアリ対策についてお話します。
地域で長く工務店業をやっていると、自社物件以外のリフォームの依頼もよく受けます。その場合、現場調査の際に外装の点検とともに、床下の点検も提案しています。というのも、5年くらい前から高い確率でシロアリ被害が見つかるからです。
特に築25年を過ぎた家の在来工法の浴室の下にほぼ100%、シロアリ被害が発生しています。この場合、新しいユニットバスを施工する前に、柱や大引を取り替えてホウ酸処理を行います。
改修前のシロアリ対策は必須
被害があろうがなかろうが改修前には、ホウ酸の散布を行うようにしています。
また、湿度が高い床下などの場所では必要に応じて「ボレイトスティック」を活用しています。ホウ酸を特殊な技術で長さ70㎜、直径9㎜のチョーク状に固めたものです。木部にドリルで孔を開けて「ボレイトスティック」を差し込み、シーリングで孔をふさぎます。木材の水分でホウ酸が溶け出し、内側からホウ酸が木材に浸透するという仕組みです。
現場に合わせて使える便利なホウ酸製品
日本ボレイトは、構造体に散布するホウ酸処理用の溶液だけでなく、スリーブ管の隙間をふさぐホウ酸が含まれたシーリングや、パテなどもあり、臨機応変に使っています。
これらの点検や対策は、シロアリの有無で判断をするのではなく、深刻な被害の予防として全棟で行うべき対処だと考えています。これからも田中工務店では、見えない部分の施工に力を入れていきます。
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日本ボレイト
Tel:03-6659-5785
Mail:nihon@borate.jp
テキスト:編集部
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