BLACKのみの配線・照明を集めたインスタレーション
パナソニックの主力商品といえば、創業から100年以上の長い歴史をもつスイッチ・コンセントなど配線器具や照明器具。建築のなかにさまざまな“家電”が存在する時代となった現在、建築の設計とは配線器具の配置といえるかもしれません。
こうした長い月日のなかで、配線器具の機能やデザインは、時代とともに大きく進化しており、近年では、住宅や店舗で人気の「SO-STYLE」など、機能性とデザイン性に優れた製品も登場しています。
無駄を一切排除したシンプルな面構えが特徴の「SO-STYLE」。水平線と垂直線のみで構成されるフォルムに、出しろは6.8㎜と極薄。建築とのなじみが非常によい。樹脂の表面には“シボ加工”が施されている。滑らかな丸みをもったシワ模様(シボ)をμmレベルの精度で削ることで、傷が付きにくく汚れが取れやすくする機能的な加工。艶を抑えたマットな質感が、住宅・非住宅問わず人気を博している。操作時に音がほとんど発生しない静音設計も魅力の1つ
なかでも「BLACK色」の人気が上昇中。羽目板張りで仕上げた天井を引き締めてくれるほか、都会的でグレイッシュなスタイリングにもマッチします。
こうしたなか、パナソニックでは「BLACK色」の電気設備をまとめてご紹介する「BLACKDESIGN SERIES」を1つのブランドとして展開。スタンダードなのに特別な存在感を放つ「BLACK色」の魅力を体感いただけるインスタレーション展示会「BLACK LANDSCAPE」を、安藤忠雄建築研究所が設計した東京・表参道にある「STURP BASE 1F」で開催します(3月21日・22日)。
注目の集まる新進気鋭の建築家、佐々木慧氏(axonometric)を迎え、「BLACK色」の配線器具を生かした体験の場をご提供します。
佐々木氏のプロデュースによる「BLACK色」の魅力を体感いただけるインスタレーション「BLACK LANDSCAPE」のイメージ。配線器具を1つの座標として、高さを変えながらランダムに配置し、丘のもつ立体感をモノトーンのうねりとして表現している
佐々木慧氏は1987年長崎生まれ。九州大学卒業後、2013年東京藝術大学院修了。藤本壮介建築設計事務所を経て、2021年にaxonometric Inc.を設立。家具デザインから、複合施設、ホテル、住宅、プレファブ建築開発、都市計画まで、国内外で多種多様なプロジェクトを手がける。進行中のプロジェクトに〈NOT A HOTEL FUKUOKA〉、〈2025年日本国際博覧会 ポップアップステージ〉など。九州大学や九州産業大学などの非常勤講師を歴任。2022年「Under35 Architecture Exhibition」ゴールドメダル賞受賞
3月20日(月)の17:00~18:00には、インテリアスタイリスト 大谷優依さんとのトークセッションを開催(オンライン配信・お申し込みはこちらから)。「BLACKDESIGN SERIES」が表現する世界観の魅力を感じ取ってください。
大谷優依氏は多摩美術大学環境デザイン学科卒業。雑誌と書籍のエディトリアルデザイナーを経て、インテリアスタイリストとして独立。アンドプレミアム、リンネル、LEEなどのライフスタイル雑誌をはじめとした女性誌を中心に、雑貨、インテリアの紹介、空間イメージのスタイリングを担当。その他、企業ブランドのカタログ、広告、空間演出などを手がける