スケートボードパーク『grind land 氵SUNZUI』とは?
東京から車で1時間半ほどの千葉県南房総市の冨浦町に位置するスケートボードパーク。屋外と屋内にスケートボードの練習施設を構えるほか、音楽イベントやPV撮影などに使用するガレージやゲストハウスも併設しています。(instagramはこちら)
「grind land 氵SUNZUI」の設立は、オーナーである本間一功さんの「体を動かして遊ぶための場所が欲しい」という願いがきっかけでした。学生時代に、外でバスケットボールをして遊んでいたのですが、ある日大人の都合で公演が閉鎖されてしまう悲しい出来事がありました。そんな経験から、本間さんは「自分たち大人が子どもの遊べる場所をつくっていくべき」と考えるようになりました。
本間さんが大人になって地元に帰ってきたときにも、スケートボード設置のための署名活動があり、約3万人にも及ぶ署名が集まりましたが、残念ながら実現に至りませんでした。
生まれ育った地域でこのような経験をした本間さんは、行政に頼むよりも自分でつくってしまおうと思い立ったのです。
10年前に構想をスタートし、沖縄などの全国各地のスケートボードパークを巡り、また自らもパークづくりを手伝い、修行期間を経ました。そして、ついに2020年の秋に念願かなって完成しました。現在では、下は2歳、上は53歳までの方がスケートボードを楽しんでいます。本間さんはこの施設で、子どもたちが思い切り外で遊べる環境の実現のほか、スケートボーダーのマナー向上のための教育、さらには、世界で活躍する選手の育成にも力を入れていきます。
パークの利用者増加中!しかし…
現在、野外の大型パークと屋内パークの2ヶ所ありますが、オリンピックでの新種目にスケートボードが追加されたこともあり、利用者が増えてきました。しかし、既存の設備では受付やロッカーが無いため、利用者はそれぞれの場所に荷物を置いて滑っており、安全性の確保が難しいのが現状です。
また、屋外のパークは上級者向けのため、『初心者~中級者が気軽に練習できる場所が欲しい』という声が多くなりました。それと同時にスケートボード購入希望者も増えましたが、近隣にスケートボードショップがないため何とかならないか?との要望もありました。
そこで、敷地内にある木造2階建ての民家を改修して、初心者向けの施設とスケートボードショップ、地元アーティストの活動を支援する展示スペースに利用できないかと考え、空き家再生をしている合同会社「sumika」に相談したところ、富浦で活動している芝浦工業大学の団体「富浦プロジェクト」と、建築を学ぶ学生たちが集まった団体「DaBo」と出会うことができました。
今回のプロジェクトに共感してくれた建築学生たちには、実際に設計・施工の経験を依頼し、施設改修の実現に向けて進めていくことが決まりました。
改修内容とプラン
今回のプロジェクトでは、既存の木造2階建ての民家を改修し、初心者向けの施設とスケートボードショップ、地元アーティストの活動を支援する展示スペースを設置します。2021年7月後半から9月中旬まで施工、2021年10月のオープンを目指すスケジュールです。
改修費をクラウドファウンディングで募集!
「grind land 氵SUNZUI」の改修のための費用をクラウドファウンディングで募集しています。
<目標金額>
グランドオープンに間に合うように、設備工事費用に充てます。目標金額350万円の内訳は以下の通りです。
①施工費 225万円
・1階の解体
・補修費 約80万円
・2階の解体・補修費 約20万円
・各階の新設工事費が約125万円②運営費 90万円
③クラウドファンディング手数料35万円①+②+③=合計350万円
<リターン>
金額に応じて、下記のリターンを受けることができます。
・感謝の気持ち+氵SUNZUIサンクスレター
・感謝の気持ち+建築学生サンクスレター
・スケートボードパーク滑走特別割引
・氵SUNZUIオリジナルTシャツ贈呈
・建築学生と一緒に施工できるDIY
・氵SUNZUI屋外コースに広告看板設置+SNS発信
・建築学生と企業のCSR活動につながる取組ができる権利そのほか多数。詳しくはこちらをご確認ください。
協力団体の紹介
リノベする学生団体 DaBo
「物件改修を設計から施工まで携わる」ことをメインに、ワークショップや断熱冊子の作成など実践的な活動をしている。今年度も、関東圏の大学生86名とともに、改修プロジェクトを4つ進行。「いつもみている風景を見つめ直し、そこに新しい日常を生み出す」「工作的に建築する」「自らが主体となる」この3つを理念に掲げ、精力的に活動中。具体的なプロジェクトの内容などはこちら。DaBoについては、この記事もチェック!
富浦プロジェクト
2018年に発足した芝浦工業大学の学生プロジェクト。千葉県南房総市富浦町と本大学のある東京都豊洲で主に活動中。富浦の魅力を沢山の方に届けることで、住民と観光客がよりよい生活を送ることができる”2地域居住”というライフスタイルを推進している。富浦の海岸に設置するベンチの設計や、原岡桟橋の景色を地元の竹を使った竹灯籠と共に楽しむ「竹灯籠祭」の企画、「南房総の記憶フォトコンテスト」多岐にわたって活動している。詳しくはHPとInstagramをチェック。
ご支援はこちらから!
支援はこちらのURL先へ。→ https://motion-gallery.net/projects/tomiura2021
〆切は7月31日。プロジェクトの内容は下記の動画からも見ることができます。みなさんのご支援、お待ちしております!