住宅 連載

「デスクまわり整理整頓の基本の”き”」全集中!在宅ワークの整理術①

リモートワークが推奨されるようになり、在宅ワークに切り替える人が増えてきました。ですが、家だと集中できなくて仕事の効率が上がらないとお困りではありませんか?
在宅ワークで大切なのは「仕事に集中できる環境づくり」です。特にデスク周りが整理されていると、集中力がアップし、仕事の効率化につながります。

今回は、「デスク周りが散らからないための整理のコツ」をまとめました。

さらに、「デスク周りに便利な収納アイテム」や「デスクの選び方」もあわせてご紹介します。

■ズボラさんでも大丈夫! 整理整頓の3つのコツ

デスク周りが散らかる原因を探ると、どうやって片付ければいいのかが見えてきます。


デスク周りのモノを整理するコツはたったの3つ。

①誘惑してくるモノは視界に入れない

②文具やケーブルなど細かいモノの「指定席」を決める

③すべて手の届く範囲に! デスク周りをコックピット化する

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

①誘惑してくるモノは視界に入れない

モノが少なければ、当然デスク周りは片付きます。まずは、デスク周りのモノを全部出し、「仕事に必要なモノ」と「不必要なモノ」を分けましょう。特に仕事中についつい手を伸ばしそうなものは視界に入らない場所に移動します。

デスク周りにはその場で使うモノだけを置きたいので、たとえ「仕事に必要なモノ」でもデスクで使わないのであれば別の場所に移動させましょう。

同じモノが2つ以上あった場合は1つだけ残し、あとは処分してくださいね。


②文具やケーブルなど細かいモノの「指定席」を決める

収納場所が決まっていないモノは、ちょっとした空きスペースに置きっぱなしにしてしまいがちです。デスクが片付かない原因の1つはその子たちの「指定席がない」こと

特にデスクに放置されやすいのが文具やケーブル類です。きちんと指定席を決めて、収納してみましょう。指定席があれば元に戻す習慣もついてきます。

細かいモノをざっくり収納にすると探す手間がかかるので、引き出しや収納ボックスの中を細かく仕切るのがおすすめです。

③すべて手の届く範囲に! デスク周りをコックピット化する

よく使うモノだけを自分の手の届く範囲に置いておけば、動きにムダがなくなり、作業時間を短縮できます。この状態をデスク周りの「コックピット化」といいます。

デスク周りをコックピット化するためには、使うモノだけを置き、モノの置き場所を固定することが大切です。


パイロットの操縦室を思い浮かべてみてください。モノが多すぎると気が散ってしまい、パイロットの場合、重大な事故につながりかねません。デスク上には毎日使うモノだけを置き、それ以外のモノは、収納ケースや収納ラックに収納しておくと、デスク周りがスッキリします。

使用頻度の高いモノは一番近くに置くようにし、使用頻度によって収納場所を決めていきます。モノを用途別にまとめて収納するとさらに使いやすくなるでしょう。

■収納アイテムを制する者が、仕事の効率を制する


デスク周りに置く収納アイテム選びもとても大切です。デスクに備え付けの引き出しや棚があれば、そこに収まるモノだけを厳選します。たとえるなら、“デスク”という無人島に持っていくべきアイテムを吟味する感覚です。

デスク上にあると便利なのは、「ペン立て」、「仕切り付きスタンド」、「デスクトレー」です。ペン立てには必要な文具、仕切り付きスタンドにはノートや本、デスクトレーには書類やメモ・付箋など、自分が毎日使うモノを置いておきます。

デスクの下や横には、引き出し式の収納ケースや収納ラックを置くのがおすすめです。

引き出しが浅めで6段以上ある収納ケースを選ぶと、引き出しの奥や底にモノが隠れてしまうのを防げます。引き出しはA4サイズの書類が入る、奥行35〜40cm、幅25cm、高さ6〜9cmくらいの大きさがちょうどいいです。

引き出しの中は整理ボックスを組み合わせて仕切ると中身が転がりにくく、出し入れが簡単になるでしょう。


収納ラックには、棚にファイルボックスや収納ボックスを置くのがおすすめです。

棚にごちゃごちゃとモノが置かれていると落ち着きませんよね。同じファイルボックスや収納ボックスでそろえて収納しておけば、中身が見えず、見た目もスッキリします。

■あなたにピッタリのデスクの大きさ、知ってる?

ここまでやってきて、整理整頓ができていないあなた、デスク自体に問題があるのかもしれません。ダイニングテーブルで仕事をしている場合は、いちいち片付けるのも大変ですし、仕事とプライベートの区別がつかなくなってしまいます。そうなると、全集中は難しいでしょう。やはりワークデスクは必要です。

では、どのようなデスクを選んだらいいのでしょうか?

まず、デスクの高さは標準の72cmで大丈夫。高さが合わない場合はチェアで調整しましょう。

問題はデスクの「幅」と「奥行」。

使い方によって必要な大きさが変わってくるので、要チェックです!

①ノートパソコンと書類を置くために必要な奥行は45〜50cm、幅90cm以上


②モニターを設置したり、引き出しや収納棚をデスクの下に置いたりするのであれば、幅は120cm以上


③デスクトップパソコンやプリンタなどを設置したいのであれば、必要な奥行は7080cm。棚付きのL字型のデスクにすれば、棚にプリンタや書類を置くスペースが確保できます。

上記の3つの中で、自分の条件に合ったデスクを選びましょう。

デスクに余裕がありすぎても、狭すぎてもモノが散らかりやすくなります。

在宅ワークならば、きちんとしたワークスペースをつくって、自分に合ったデスクを選ぶことも大切なのです。

■デスク周りを整理して仕事の効率をアップさせよう

デスク周りが片付いていると、気持ちがスッキリして仕事がはかどります。そのためには「モノを減らすこと」、「使うモノの定位置を決めること」、「ムダな動きのないデスクのコックピット化」をめざすことが大切です。

デスクに収納用品を増やしても探しモノが増えるだけ。

モノの整理をして、あなただけの全集中の環境をつくってみてくださいね!

 

次回は、在宅ワークでも散らからない書類の整理方法です!

執筆:藤野こと

プロフィール:整理収納アドバイザーと住宅収納スペシャリストの資格を持つライター。主婦歴20年以上の経験を活かしたライフハック、片付けや家事に関する記事を多数執筆。整理収納と住宅関連の記事は年に130本以上手がけている。

こちらの記事もおすすめ

「視線が自然と坪庭へと導かれる高低差の設計」昼の庭と夜の庭の美しい佇まい②

住宅2020/09/29

建築家・彦根明氏と造園家・荻野寿也氏がデザインを手がけたコートハウス「SGY」。建物のどの位置からも中庭の植栽を眺められ、居心地の良さは抜群です。昼も夜も。ここでは「SGY」の魅力と設計手法について、3回に分けて紹介します。

不動産的思考から学ぶリノベ最前線②

住宅 建築2020/09/18

空き家や遊休不動産。問題と言ってしまえばそれで終わりですが、うまく活用するチャンスは眠っています。今回は、不動産コンサルタントを務める創造系不動産の高橋寿太郎氏に、築55年のビルの再生プロジェクトの過程を教えてもらいました。

「高性能グラスウールの効果を徹底分析」木造の断熱改修②

住宅 建材2021/05/31

築40 年の木造戸建住宅を断熱改修。温熱環境の変化の実測結果をレポートします。今回は、温熱環境の改善と省エネ化の研究を第一線で行う前 真之氏(東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授・博士[工学])に解説いただきます。

「ケーブルやコード類が超スッキリ」全集中!在宅ワークの整理術③

2021/03/02

在宅ワークが増えて、充電器やプリンター、イヤホンなどのケーブル・コード類だらけになっていませんか? 「どれが何に接続しているのか分からない!」となってしまう前に、コード類のまとめ方や収納方法を押さえておきましょう。

「書類整理でストレスフリー」全集中!在宅ワークの整理術②

住宅2021/01/26

在宅ワークにおいて、書類整理はとても重要。しかし、紙類はどんなに片付けても増えていくもの……。そこで整理術の連載2回目は、書類をきちんと管理できる仕組みをお伝えします。在宅ワークの作業効率アップ間違いなし!

Pick up注目の記事

Top