国土交通大臣賞は豊田保之氏設計作品
今年で39回目を迎えた、住まいのリフォームコンクール(主催:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)。全国各地で施工された住宅リフォームの事例を募り、住まいとして優秀な事例について建築主(施主)・設計者・施工者を表彰し、これを消費者や事業者に広く紹介することにより、住宅リフォームの促進とリフォームの水準の向上を図ることを目的とするものです。
今回は住宅リフォーム部門に306件、コンバージョン部門に22件、総数328件の応募がありました。「第39回住まいのリフォームコンクール審査委員会(委員長 松村秀一 東京大学大学院特任教授)」による審査の結果、上位賞6賞をはじめとする26件の入賞作品が選定されています。
そのなかで、最上位に位置づけられる国土交通大臣賞を受賞したのは、木と土壁を用いた木造住宅の総合的な性能向上リフォーム「木の家は木で治す。土壁の家は土で治す。府中の家」(設計:トヨダヤスシ建築設計事務所/施工:建築工房en)です。
老後を夫婦2人で快適に暮らすために、大きな家を区画断熱した住まいであり、伝統工法の枠組みのなかで、土壁ならではの機能性(調湿・蓄熱効果)と意匠性を十分に生かし切った作品として高く評価されました。
上位賞作品を含む受賞作品についてはこちらから。
10月27日(木)・28日(金)にはJapan Home & Building Show 2022の会場(東京ビッグサイト東展示棟)にて、上位賞作品の発表会が開催されます。国土交通大臣賞作品については、「木の家は木で治す。土壁の家は土で治す。府中の家」(発表者はトヨダヤスシ建築設計事務所 豊田保之氏)、他上位賞4作品のプレゼンテーションが実施されます。お時間のある方は事前登録の上、ぜひ、会場にお越しください。
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