これからは間取りを検索して提案する時代です
2022年6月にリリースされた書籍『好きな間取りが絶対見つかる図鑑』(エクスナレッジ)は、約3,000の間取りから、厳選した50の人気間取りをイラストで図解。“家事ラク”や“収納”、“小さな家”など、「どう暮らす?」「どう工夫をすれば便利?」がひと目でわかる、便利な間取り図鑑の決定版となっています。
この書籍が誕生するうえで重要な役割を担ったのが、間取り作成サービス「madree(マドリ―)」(スタジオアンビルト)。スマートフォン1つで建築家に注文住宅の間取りをつくってもらえるサービスです。
フォロワーが17万人いるマドリーのインスタグラムでの調査によると、「住宅会社から提案された間取りに不満があった」と94%が回答。「自分のこだわりが反映されていない」、「動線計画が良くない」などの意見が多いのが実態です。
一方、“設計のプロである建築家・デザイナーが間取りを作成する“というの方針のもと、依頼者の82%の方が満足している「madree」の間取りは建築主のこだわりやトレンドを反映したものが多く、現在までに会員登録ユーザー6万人、公式Instagramのアカウントは約17万フォロワー、提携住宅会社260社以上を達成。間取りを軸に暮らしにこだわる家づくりを検討中のユーザー様にご利用いただいています。
2018年のサービス開始以降、蓄積されたデータは5,000プラン以上にものぼるといいます。これを受けて、スタジオアンビルトは2023年6月、注文住宅事業者 向け間取り検索サービス「madreeデータバンク」をリリースしました。これまでに提供してきた高品質な間取りを、注文住宅事業者がさまざまな用途に応じて検索できるサービスです。
たとえば、展示場での初回接客時に要望をヒアリングしつつ検索・お見せして、お客さまの熱量を高めて次回のアポイントにつなげたり、土地なしのお客さまに対して検索・お見せし、「こんな家が建てられるかも?」と提案につなげてもらう、などです。
2023年7月現在、建築家がつくる高品質な 2,490プランが検索可能となっており、今後も順次追加掲載されていく計画です。利⽤料⾦については、事業者規模や⽤途に合わせ各種プランを⽤意しています。建物や土地の間口・奥行きから、住まい手の理想の暮らし方などでの検索が可能となっているほか、絞り込み機能はもちろん、外構も含めた配置図も閲覧可能になっています。
「土地がまだ決まっていない建築主への提案」や「建築主の心をつかむ間取りづくりのサポート」に力を発揮すること間違いなし。住宅設計における労働生産性の向上が実現可能になります。