どんなシロアリ対策があるの?
日本では昔からシロアリ対策として合成殺虫剤が使われています。しかし、日本でシロアリ被害が相次ぐのはなぜでしょうか。その理由は、合成殺虫剤は揮発してしまうため数年後には効果がなくなってしまうのです。一般的には効き目は5年程度。したがって定期的なシロアリ対策のためのメンテナンスが必要になります。しかし、床下はまだしも、壁の中の柱や屋根裏に合成殺虫剤を塗布するのは不可能に近いでしょう。数年に1度の再処理は費用の面でも難しいかもしれません。
また、合成殺虫剤に含まれる化学物質は人体に悪影響を及ぼすことがあります。シックハウス症候群のような頭痛、目がチカチカするといった症状も報告されているため、住みながら塗布するのは避けたいところ。
世界ではホウ酸がスタンダード
そこで近年、再塗布の必要がなく、人体に悪影響がないホウ酸を使ったシロアリ対策が注目されています。ホウ酸は、天然の無機鉱物で自然素材の一種です。温泉などに多く含まれ、目薬などにも使われています。なにより合成殺虫剤のように揮発しないので、1度処理すれば効果が持続し、再処理の必要はありません。アメリカやヨーロッパでは、安全性と持続性が高いホウ酸処理が当たり前で、DIYで処理するほど身近な物質です。もちろん自然素材なので、人体に悪影響はありません。
なぜ日本で広まっていないの?
住宅の防蟻剤としてホウ酸が日本で認められたのは、2011年9月。ホウ酸は水に溶けてしまう性質があるため、家のシロアリ対策として認められてきませんでした。しかし、そもそもシロアリ対策の処理を行う柱や梁などの構造材は雨漏りや結露がない限り水に濡れることはありません。そこで日本ボレイト(ボレイトは、ホウ酸という意味)は、ホウ酸の安全性と持続性に着目し、水に濡れない施工方法や、「地下シロアリ」だけでなく「乾材シロアリ」にも効果を発揮するホウ酸濃度を厳格に定めた「ボロンdeガード」工法を開発しました。持続可能な防腐防蟻処理工法であることが評価され、グッドデザイン賞などを受賞しています。
これからのシロアリ対策
ホウ酸処理を日本のスタンダードにするために、日本ボレイトでは「一般社団法人日本ホウ酸処理協会」を立ち上げ、ホウ酸を正しく扱う技術を全国に広めています。協会が認めた施工マニュアルのもと技術講義を受けた施工会社のみがホウ酸処理を行えるようにし、水に濡らさない、塗りムラを出さないことを徹底しています。
ホウ酸処理を施工している動画
また、塗布するホウ酸自体にもこだわっています。ホウ酸は水に溶けやすい一方、ホウ酸の入った水溶液を長く置いておくと沈殿してしまい、塗布するときに液体自体が薄まってしまいます。それを防ぐために、粉の状態で施工会社に納品し、施工の直前にホウ酸水溶液をつくるようにしています。
安心安全の保証15年
このように徹底したマニュアルのもと施工することで、きちんとしたシロアリ対策の効果を発揮します。施工マニュアルに沿って行われた現場であれば、新築なら15年、リノベーションであれば5年の保証(※2)が付いてきます。保証期間中に、予防処理を行った木部にシロアリ被害が発生した場合に、無償で再施工し修復費用を補償する制度です。
※2:ベタ基礎が条件。それ以外場合は再施工保障があり、防蟻処理をして5年以内にシロアリが発生した場合は無償で再施工をする(修復費用以外)。
まとめ・・・
日本ボレイトが提供するホウ酸は、
◎自然素材なので安心安全
→住みながらの施工も可能
◎再塗装の必要なし
→長期にわたってシロアリから家を守る
◎徹底した施工マニュアルがある
→水に触れない施工が可能
◎最大15年の保障付き
→万が一の時も安心
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日本ボレイト
Tel:03-6659-5785
Mail:nihon@borate.jp
テキスト:編集部
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https://www.youtube.com/watch?v=idPtXMLegy4&feature=youtu.be
https://youtu.be/5sVkQxzO6Rg